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■懐疑な眼差しを、その目を持つ私自身に向ける

補足

1. ぼくが見たのは、失神した男だったのか死体だったのか、わからない。

 ある筆者は海岸の浅い岸辺に沈んでいた一人の男をみた。生と死同じく海と陸の境界には明確な線引きをすることができないことを描写した一文である。

 

2. 私の生まれた町は太平洋に面し駿河湾の海岸線に沿って広い砂浜が続く。地元ではその海岸を「海」ではなく「浜」と呼ぶ。いつもの浜は、新年に初日の出を拝み四十九日には死者をあの世へ送る、何かと何かのつなぎ目でもある。

3. 砂や石や漂流物はどのような巡り合わせか、日々変わる隣同士は人の出会いにも似ている。

4. 無数に敷き詰められた石の上で、この石あの石となぜひとつひとつに思うのか。砂浜の上で砂をひとつぶひとつぶとは思わないのに。流木も折れた枝がひとつなのだろうか。

 

27.02.2019

Emerging 2018  トーキョーアーツアンドスペース本郷

パフォーマンス − なみうちぎわの協和音

2018年8月26日 

会場:トーキョーアーツアンドスペース本郷

14.01.2019

 私やあなたを含むこの世界について。

 わたしたちは目の前の世界に存在するものをどのように把握しうるのか。なるべく偏見を持たず、現実をありのまま受容するために。

 

 現代の社会の(特に人権に対する)考えを反映するキーワードとして、多様性が挙げられる。多様化は、ものごとを細分化することとほぼ同じだ。しかし例えば一人の人間のアイデンティティを細分化されたカテゴリーから語ることは無謀である。もっとも同一性の上に多様が成り立つことに注意を払わなければ、細分化は孤立を生む材料になる。

 

 そこでわたしたちが日頃見る可視的な景色に疑いを持つことを提案したい。目の前に見えるものそれ自体の存在は一つの事実でも、解釈は個々で異なる。自らの解釈を疑い異なった見方を試せば、わたしたちは予想を超えた(あるひとつの)ありのままの世界を発見できるだろう。

About the world we live. 

 How can we grasp the presence in our world to accept the reality without prejudice?

 

 “Diversity” is the keyword that reflects idea about the present social condition, especially human rights. It is almost the same meaning as ramification. For example, however, it is thoughtless to talk on one’s identity from fragmented categories. The segmentation will cause isolation if we do not pay attention to the fact that diversity is built on sameness.

 

 I would like to suggest to have a suspicion about visible landscape in daily life. Even though the fact is unique, there should be different interpretation when we see visible objects. If we doubt our interpretation and try to get different viewpoints, we could discover one real world beyond our expectation.

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​写真3点とも

撮影:加藤健 Photo: Ken Kato

画像提供:Tokyo Arts and Space Photo courtesy: Tokyo Arts and Space

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なみうちぎわの協和音

consonance  2018

粘土 / unfired clay  

Emerging2018

トーキョーアーツアンドスペース本郷

 ©Tokyo Arts and Space

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